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2019年11月01日

セレクトショップのバイヤーに訊く水沢ダウンの魅力について
~Vol.3 BEAUTY & YOUTH~

「着る人にとっての弱点を見つめ直す」をコンセプトに開発がスタートした水沢ダウンは、2008年の誕生以来、いまも毎シーズン、進化を続けています。今回は、常に新しいアイデアを共有しながら、水沢ダウンの価値を高めてくれる、3人のバイヤーにお話を伺いました。それぞれが考える魅力や別注アイテムへのこだわり、そして今季らしいおすすめの着こなし提案などから、人気セレクトショップの個性が見えてきます。

お二人が水沢ダウンを知ったのはいつ頃ですか?

青谷「BEAUTY & YOUTHのメンズは水沢ダウンがデビューした頃から展開しているので、ちょうど10年前ですね。僕はまだその頃デサント担当ではなかったのですが、止水ジップを使ったダウンジャケットというのは、僕の記憶では当時は他になかった。それにロゴまでワントーンでまとめたソリッドなデザインのダウンジャケットというのも衝撃的でした。BEAUTY & YOUTHが提案するきれい目のカジュアルスタイルにはまさにぴったりのアイテムだと思ったのを覚えています」

小沼「メンズで評判のいいダウンがあることは私も知っていたのですが、次第に『ウィメンズでの展開はないのですか?』というお客様からのお声が増え始めたんです。中にはメンズの一番小さいサイズを購入して着用する方も出始めて。それで、3、4年前からウィメンズでも展開が始まったという感じです」

展開していく上で実感した、水沢ダウンの魅力とは?

青谷「メンズ的にはやはりファッション性でしょうか。水沢ダウン以前のダウンは、どちらかというとヘリテージなものが多くて、いかにもアウトドアなデザインのものがほとんどでした。それをあえて街で着るという、ある種の“外し”が面白かったわけです。そんな中、水沢ダウンはとにかく都会的だった。そしてその上で、スペックも本格的。今でこそこういったアイテムは多くありますが、そのパイオニア的な存在だったと思います」

小沼「BEAUTY & YOUTHはカップル業態であるということもあり、彼から勧められて水沢ダウンを知り購入に至ったという人は多いんです。つまり、本物のクオリティを持ったダウンだということを事前に知って、お店に来る方が多い。ウィメンズでは、まずはそのクオリティの部分が受け入れられたという印象が強いですね。その上でデザインも洗練されているので、最近ではスペックファーストではなくファッションとしてお求めにくる方も増えています。両軸で強さのあるアイテムだと感じます」

青谷「日本製であるということも大きな魅力の一つかと思います。伸縮性の高い快適な着心地。シームレスによるミニマルなデザイン。それはやはり水沢工場だからこそ実現できるクオリティなのだと思います」

具体的にどんなお客様に受け入れられていますか?

青谷「メンズは年齢層でいうと30代半ば〜40代前半くらいでしょうか。これまでファッション的な経験を重ねてきた大人の方で、かつスタイルとしても自分なりのこだわりのある方に支持されているという印象です」

小沼「ウィメンズは30代前半〜半ばくらいでしょうか。展開が始まったばかりの頃はカジュアル好きな方に好まれている印象でしたが、最近は、例えばルミネなどでよくお買い物をされるようなフェミニン層からも支持され始めている。それはつまり、プロダクトとしての魅力を超えて、ファッション的にも人気を集め始めているのだと思います。『このモデルをください』という指名買いが増え始めているのも、機能ファーストではなくデザインファーストで選ばれるようになった証拠だと思いますね」

それぞれのラインナップを教えてください。

青谷「代表的なモデルである『マウンテニア』と、そのハーフ丈の『マウンテニアHC』を中心に、シンプルなデザインが好みの方向けに『アンカー』、フードが不要という方向けの『ヴァリアント』を展開しています。中でも今季は一番人気の『マウンテニア』を別注。ボディをウールを混紡した素材に変更。今季のメンズのテーマカラーであるグレーでまとめて、ファッション的な要素を加えました。ウール素材に止水ジップというハイブリッドな感じがポイントです」

青谷「コーディネートは温かみのあるグレーのワントーンがオススメ。ブラックを合わせるとちょっと強すぎるというか、モードっぽくなりすぎる。どちらかというとクラシックな方向に持っていくのが気分かなと」

小沼「ウィメンズは『マウンテニア』と『アンカー』を展開しています。別注アイテムはメンズと同じ『マウンテニア』。シーズン性を取り入れたベージュで別注させていただきました。ダウンはブラックやネイビーが中心ですが、やはり明るい色も女性的には人気です。また、サイズ感を少しゆったりとさせているのも特徴ですね。インラインのものはコンパクトなシルエットが特徴ですが、それを少しゆったりとさせることでトレンド感をプラス。ファッション要素を強調しています」

小沼「コーディネートとしては、今年はカラーニットと合わせるのがオススメ。中でもこのハイネックニットは毛足が長いので、色だけでなく素材感としてもソリッドなダウンとのギャップが楽しめる。パンツはグレンチェックのスラックスであくまで大人っぽくまとめたいですね」

青谷「近年はお客様の目線も高くなっていて、特にダウンジャケットは本当にクオリティの高いものに人気が集まる傾向にあります。中でも水沢ダウンはその筆頭的なアイテムですね」

小沼「ウィメンズもそう。説得できる要素、価値あるものには投資をしてくれる。そういう印象があります。メンズに比べるとまだ知られ始めたばかりですので、これからもっと伸びていくのではないかと思います」

BEAUTY & YOUTH別注のベースとなったオリジナルモデルはこちら

 

<プロフィール>

Vol.3
株式会社ユナイテッドアローズ
 
MEN’S
メンズ商品部
チーフバイヤー
青谷克也さん
KATSUYA AOTANI

株式会社ユナイテッドアローズ

LADY’S
ウィメンズ商品部
BEAUTY & YOUTHファッションディレクター
小沼悠子さん
YUKO ONUMA

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