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2020年3月17日

サイクルウェア販売のプロに「買い」と言わしめる、〈フィッタブルパンツ〉の魅力

ワイズロード川崎店の後藤さんがおすすめのルコックスポルティフの「フィッタブルパンツ」
独自の「ハンモック構造」が話題のルコックスポルティフの「フィッタブルパンツ」。今回は、サイクリングウェア販売のプロ、ワイズロード川崎店の後藤さんにフィッタブルパンツの独自性とその性能について語っていただきました。「これは買い」と太鼓判を押すそのワケとは?(ライター|小俣雄風太、カメラマン|松林寛太)

初めて見たときに『すごい』

JR川崎駅から徒歩6分ほどにある広大な売り場面積をもつワイズロード川崎店

後藤悠介さんは、2Fのウェア売り場を担当している、サイクリングウェア販売のスペシャリスト。ロードバイクに打ち込んだ時期を経て、最近は※グラベルロードバイクでのアドベンチャーライドを楽しんでいるという筋金入りのサイクリストです。

※グラベルロードバイク・・・砂利道などの未舗装路も走れるように設計されたロードバイク。

仕事柄、数多くのサイクリングウェアに日々触れている後藤さん。ルコックスポルティフのフィッタブルパンツを初めて見た時の衝撃は今も覚えているといいます。

「初めて見た時に『すごい』って純粋に思いました。そして※コンセプトを聞き、どんなものなんだろうかと想像を膨らまして。実際に履いてみると、その想像とのギャップが全然なくて驚かされました」

※フィッタブルパンツのコンセプト
パッドを生地に完全に縫い付けない「ハンモック構造」により、ライディングフォームの変化に合わせてフィットしやすくなりました。また、外側にパッドに縫い付けステッチを出さないことで、見た目もスッキリとしたシルエットを実現。この使用を備えたものを「フィッタブルパンツ」と呼んでいます。   

毎シーズン、新製品が登場するサイクリングウェアマーケット。各メーカーの新作に触れる機会が多い後藤さんでも、コンセプトと実製品にズレのないウェアはなかなかお目にかかれないそう。

「まず感じたのは、履き心地がすごくいいこと。他メーカーの高級ラインのビブショーツと比べても遜色のない履き心地でした」

ビブショーツの履き心地の良し悪しは、どこで判断するのですか?

「まず、最初に履いた時の肌に対する接触感ですね。そしてサドルに座ってペダリングした時の、脚の付け根まわりのフィット感。この脚の付け根まわりは擦れやすいんですが、フィッタブルパンツはひっかかりも無くスムーズで、好印象を持ちました。」

「ハンモック構造」が生み出すフィット感の秘密

パッドを生地に完全に縫い付けず、遊離する(浮いている)というフィッタブルパンツ独自の「ハンモック構造」の恩恵はありましたか?

ハンモック構造が特徴のルコックスポルティフ「フィッタブルパンツ」

「動き続ける脚の付け根まわりが擦れないというのは、パッドを完全に縫い付けていない〈フィッタブルパンツ〉だからこそです。パッドがパンツ生地に固定されないことでショーツの付け根部分がフレキシブルに動いてくれて、脚の動きにちゃんとついてくるんです。」

「ハンモック構造」は、パッドが体に追随するメリットがあると思っていましたが、生地に完全に縫い付けないことで、全体のフィット感が高まっているんですね。

「フィット感で言うと、もうひとつポジティブなところがあります。それは『パネル数が少ない』こと。パネル数を少なくして縫い目も少なくするのは昨今のトレンドで、縫い方ではなく生地の質で立体的なフィット感を生み出すんです。縫い目が少なければ身体が感じるストレスは減りますから」

サイクリング用ビブショーツ

パッド周りの縫い目だけでなく、ビブ全体でも縫い目を少なくしたことで高いフィット感を実現したフィッタブルパンツ。後藤さんはさらに自転車に乗り込んでいく中で、構造だけでなくパッドそのものについても好印象を抱いたとか。

「以前のルコックスポルティフは、全体が立体的なパッドを使用していましたが、フィッタブルパンツになって表面がフラットな3Dパッドに変更されました。パッドもパネルが減って薄くなったんですが、このフラット座面も、いろんなメーカーがこぞって取り入れているトレンドでもあります。サドルのどこの位置にも座れる自由度が生まれます。」

現在流行しているショートノーズサドルを使用するライダーにとっても、座る位置を制限されないビブショーツは嬉しい選択肢になりそうです。

縫い目が表に出ないスッキリデザインは、初めてのビブショーツにも

サイクリングウェアの取扱いで地域最大規模のワイズロード川崎店には、まだ自転車を初めたばかりのエントリー層も少なくありません。ここまでパフォーマンス寄りの鋭い使用感を伝えてくれた後藤さんですが、フィッタブルパンツは初めてビブショーツお勧めできるといいます。

「初心者の方は、見た目やシルエットでどうしてもビブショーツに抵抗感を持たれます。でも最近はヨガやジムといったインドアスポーツの影響か、ピタッとしたタイツを履く方も増えてきてだいぶその敷居は下がってきたなとも感じています。ですが特にロングタイツの場合パネル数も増えるので、ショートパンツやスカートと重ね着するとどうしても膝周りの縫い目が悪目立ちしてスポーティになりすぎます。その点、縫い目の少ないフィッタブルパンツは、レギンス的に合わせられるので、初心者の方にも違和感なく選んでもらえると思います。」

パッドの縫い目が目立たず、すっきりとスマートな外観なのもフィッタブルパンツのポイント。後藤さんはお客様からの意見で、気付かされたのだとか。

「ついつい性能の高さを気にしちゃうんですが、お客様のから『すっきりしていていいね』と言われることが実際にありました。僕たちもこのポイントを前面に押し出して接客しようと感じましたね。」

今まで色々試した人にも、『買い』なビブショーツ

デザインと性能とを新機構で両立するフィッタブルパンツ。プロのサイクリングウェア販売員として、このウェアを後藤さんはどう勧めますか?

「2018年の秋冬からルコックスポルティフは縫い目が表に出ないことをうたってきたと思います。これと時期を同じくして、他のパフォーマンスウェアメーカーとコラボしたりして、フィット感や性能を向上してきました。ここ3〜4年、ルコックのウェアの性能の進化には目を見張るものがあります。

フィッタブルパンツは、履き心地の良さと縫い目が表に出ないというスタイルを持ちながら、価格は15,600円(+税)。競合メーカーと比較して、お求めいただきやすい価格になっています。他社の良いと言われているビブと比較しても、引けをとりません。

ビブショーツを選ぶ基準はライダーによってそれぞれだと思います。我々は『まぁこんなものか』ではなく、それを超えた感動を販売を通じて提供できると考えています。性能と価格、そしてデザインと今まで色々履いてきた人にも手に取って欲しいアイテムです。」

ルコックスポルティフおすすめサイクリング商品

<プロフィール>

後藤 遥介 (ごとう ゆうすけ)

コメント:
当業界について5年。着るものをこよなく愛しており、ことさらサイクルウェアという「技術を纏う」ものに魅せられ、現在に至ります。奥が深く選ぶのが難しいサイクルウェアを皆さまよりちょっと詳しく知っている人として、悩み疑問に思う部分でお役に立てれば幸いです。

ワイズロード川崎店 (http://ysroad.co.jp/kawasaki/)

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