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2019年07月11日

原点である”MADE IN USA”へのこだわり。
マンシングウェアが満を持してリリースしたUSAポロ!

商品のクオリティに並々ならぬこだわりを見せるゴルフウエアブランド、マンシングウェアが2018年に素材から生産まですべてアメリカ製のポロシャツUSAポロを発表しました。USAという軸でどのような部分にこだわったのか、完成までどのような過程があったのかをマンシングウェアデザインディレクターの梶村さんに伺いました。

今回紹介する商品はこちら!!

まずはじめに、マンシングウェアのブランドとはどういったブランドなのかお聞かせください。

マンシングウェアは1955年に設立されたブランドです。当時まで、ゴルフウエアという立ち位置のブランドは存在しなかったのでニットゴルフウエアブランドとして世界で初めて誕生したのがマンシングウェア、というわけです。特にポロシャツはマンシングウェアの代名詞のアイテムで、ブランド創業当時からこだわりぬいた生産をおこなっています。今回もそのこだわりを追求し、USAポロを復刻しました。

こだわりぬいた生産とありますが、具体的にどのような部分でしょうか?

例えば、日本企画のもので言えば、糸1本からこだわっています。定番のポロシャツ「One Thing」では発色が良く、強く長持ちする綿とポリエステルの複合繊維「マナード®」を使っているのですが、その糸は国外の工場での生産は不可能だと言われています。このように材料をイチから選び抜いているわけですが、今回のUSA POLOでは工場の選定はかなり大変でした。


どのような部分が大変だったのでしょうか?

USAポロは素材から生産までをマンシングウェアの原点であるアメリカにフォーカスし、60’sや70’sのアーカイブを基にして作っています。だからこそ、生産もアメリカでおこなうことにこだわったのですが、脇下のガセットや襟ゴムの縫い付けなどをしてくれる工場がなかなか見つからなかったのは特に大変でした。マンシングウェアが設立当初から難しい技術を採用していたことの裏返しでもあるのですが、苦労しましたね。

再現にかなり苦労があるようでしたが、今回、なぜUSAポロの発表に至ったのでしょうか?

自分がもともと作りたかったというのもありますが、2017年の展示会でUSAポロを展示会で発表したところ三軒茶屋のセレクトショップ・セプティズの玉木さんの目にとまり、USAポロの企画があるなら一緒にやりませんか、とお声がけいただいたのがとても大きかったです。玉木さんが昔のマンシングウェアのUSA生産のものを持っていらっしゃっていて、弊社にもアーカイブがあったので形はそれらをベースにしました。

USAポロの生地は綿100%の生地を使っているのですが、こちらもUSAポロへのこだわりの一部なのでしょうか?

そうですね。今の「One thing」は糸の風合いを残したまま機能性を追求したシャツ。しかし今回のUSAポロはあえて綿100%を採用しました。アメリカ製の特徴を最大限に引き出すために糸番手までこだわり、別注して編立ました 。


今、展開されているのは60’sと70’sの2モデルですよね?

60’s、70’sともに当時の商品の再現性を考え方の軸にしていて、今着てかっこいいポロシャツです。60’sでは当時のゴルファー1500人以上からの意見を反映させたラグランスリーブ&アクションガセット仕様にしています。これは現行品にはない仕様です。70’sはポロシャツが世界的に流行し始めたころの王道のポロシャツを再現して、セットインスリーブになっています。ともにパッケージまで当時を再現しています。


セレクトショップとの別注企画がリリースされたのが記憶に新しいのですが?

今まで説明させていただいた通り、商品のこだわりはどこにも負けてないと思うんです。そこまでこだわるなら若い人にもぜひ見てもらいたいと思いまして。USAポロはゴルフファッションの枠組みの中だけでなく。単にファッションとしても楽しんでいただきたいんです。昔からマンシングウェアを支持いただいているお客様には復刻をディテールまで楽しんでいただき、マンシングウェアを知らない若い層にはファッションとして楽しんでいただく、そうなれば私としては一番理想的です。

来年以降も続く予定はありますか?

ありがたいことに直営店や展開のセレクトショップさんからポジティブな声をいただいています。潜在顧客層から若い人へのアプローチができているようで、私の一番理想的な形になりつつあるので続けて行きたいと思っています。企画が3年目になり、今まで買っていただいたお客さまにも改めて満足していただけるように新しいモデルの開発も行っているので、次回以降もぜひ楽しみにしていただきたいです。

<プロフィール>

株式会社デサント
マンシングウェアBM
デザインディレクター
梶村 武弘

1991年株式会社デサントに入社しマンシングウェアに携わる。2007年にデサントコリアに出向し、現地でマンシングウェアとルコックゴルフのデザインディレクターを務める。その後、2010年より上海デサントに出向し、中国でもマンシングウェアのデザインディレクターを務めた。2016年に日本に帰国し現職。

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