股関節には、私たちの体重を支え、立つ・座る・歩くといった足の動きを可能にする大事な役割があります。しかし、意識的に動かさないと硬くなりやすい部位になるため、ストレッチで柔らかくほぐすことが大切です。
この記事では、股関節をほぐす効果やメリット、簡単にできるおすすめのストレッチを紹介します。
ストレッチは、深い呼吸をしながらゆっくりと関節や筋肉を伸ばす運動です。関節や筋肉が伸びることで可動域が広がり、体を動かしやすくなります。
冷えやむくみの原因はいくつかありますが、その一つに血行不良があります。股関節をほぐして柔らかくすると、血流が良くなって足全体が温まり、老廃物の排出がスムーズに行えるようになるため、冷えやむくみの改善につながります。
股関節のストレッチには、骨盤の歪みを矯正する効果もあります。歪んだ骨盤を正しい位置に戻すことで、猫背やO脚の改善につながるほか、姿勢改善も期待できます。
股関節をストレッチでほぐすと、疲労がたまりにくくなるというメリットもあります。スポーツなどの激しい運動を行うと、筋肉を動かすエネルギーを作るために糖質が分解されると同時に、疲労物質である乳酸が生成されます。乳酸がうまく排出されずにいると筋肉が収縮して血行が悪くなり、疲れやすくなるのです。股関節は、体の老廃物を外に排出する働きを持つリンパがあるため、ウォーミングアップ時やクールダウン時にほぐすことで体の負担を軽減してくれます。
まずは、寝ながらできる股関節の可動域を広げるストレッチのやり方を紹介します。手順は以下の通りです。
続いては、寝ながらできる股関節ストレッチのなかでも、特に前ももに効果的な種類を紹介します。ストレッチの手順は、以下の通りです。
呼吸を意識しながら、左右交互にゆっくりと繰り返しましょう。骨盤が歪んでいる人やよくヒールを履く女性は前ももが張りやすいため、寝る前のリラックスタイムに取り入れてみてはいかがでしょうか。
座ったままできる股関節ストレッチを紹介します。ストレッチの手順は、以下通りです。
ストレッチ中は、息を止めないように深く呼吸をすることを意識しましょう。上体を倒すときにつらいと感じる場合は、無理をせずできる範囲で行ってください。
座ったままできる股関節ストレッチの2つ目は、中級者向けの少し難しいメニューなので、ストレッチに慣れてきたら挑戦してみてください。
前屈の姿勢をキープするのはきついと感じるかもしれませんが、無理をせずゆっくりと呼吸しながらまずは1回につき5セットを行ってみましょう。
ここからは、立ったままできる股関節ストレッチを紹介します。ストレッチの手順は、以下通りです。
ちょっとした空き時間を使ってできる簡単なストレッチなので、日常生活や仕事中に取り入れてみてはいかがでしょうか。
立ったままできるストレッチの2つ目は以下の手順で行います。
腰を落とすときは、太も目の内側が伸びていることを意識しましょう。痛気持ち良いと感じる程度まで伸ばすのがポイントです。
股関節をほぐすストレッチは、無理をせずに行うことが大切です。普段と違う違和感があるときは、一旦休憩をして様子を見ることをおすすめします。特に以下のような症状がある場合は、医師に相談することも検討しましょう。
股関節ストレッチには、柔軟性の向上や血行促進などの効果がある一方で、間違ったやり方で行うと痛みが出る場合があります。股関節ストレッチで痛みが起こるのは、引っ張りすぎることが主な原因です。ストレッチをするときは、反動をつけたり、力を入れて引っ張ったりするのではない、気持ち良いと感じる程度までゆっくりと伸ばすのがポイントです。間違ったやり方で痛みが出てしまった場合も、痛みを放置せず医師に相談しましょう。