・20年以上研究し続けてきたラグデザイン
「MUDTALON SPEED」をデザインするにあたり、「MUDCLAW」と「X-TALON」それぞれの良さを大切にしました。

MUDCLAWやX-TALONのラグ配置は、グリップ力、泥の抜け、摩耗のバランスなど、さまざまなコンディションでパフォーマンスを発揮する様に設計しています。この新しいMUDTALONシリーズでも、耐久性を犠牲にすることなくグリップ力を向上させられる様、両モデルからのラグデザインを踏襲しました。

・新しいラバーコンパウンド
アウトソールには、新しくラバーコンパウンドが改良された、STICKYGRIPを採用しました。この配合により、濡れた地面やトレイルでの滑り抵抗が36％向上しています。
加えてINOV8が研究し続けてきた8mmのラグデザインが泥を掻き分け、滑りやすい泥や濡れた岩の上でもグリップ力を発揮する設計です。
この2つのアップデートにより、泥の多いトレイルを走るランナーのために、しっかりと地面を捉えるラグを持ちながらも、軽快に動けるシューズが完成しました。

「MUDTALON ZERO V2」には、新しいミッドソールフォームが採用されています。

軽量で反発性のある、超臨界発泡ミッドソールのFLYSPEED PROは、さらなる推進力を提供し、BOOMERANG FOOTBEDと連動して軽量で弾むような走りを実現します。

また、SPEEDとSTANDARDに使用されているフォーム素材「POWERFLOW PRO」は、高いクッション性で快適な走り心地を提供することを目的としています。

アッパーのデザインは、建築家であり発明家でもあるバックミンスター・フラーが普及させたジオデシック構造からインスピレーションを得ました。
ジオデシック構造は軽量で強度があり、三角形の要素がフレーム全体に均等に力を分散させます。
シューズにおいては、これが足をサポートしながら、足の自然な動きに適応するオーバーレイデザイン（MET-CRADLE）として表現されています。

MUDTALON V2においては、このオーバーレイデザインがダブルレイヤーとなり、より中足部をロックします。

身体の持つ未来の潜在能力を引き出すINOV8のフットウェアです。2024年に、フットウェアのデザインとフィット感を根本から見直し、足と自然に調和するようデザインしました。

踵と中足部を固定することにより、自然とつま先が広がり、自分の指で地面を掴むことができるため、足でシューズをコントロールすることが可能です。

この新しいフィット感に、研究を重ねたグリップパターンと最新のクッションフォームを組み合わせることで、地面との繋がり（接地感）を生み出し、身体の持つ本来の力を発揮することができます。

さらに、地面の違いや足の形により選べる3つのフィット感を提供します。

MUDTALONシリーズには唯一、いちばん幅の狭いPrecisionフィットを展開しています。マッド(泥) コンディションで、しっかりとグリップできるよう、足をロックする構造です。