洗濯方法・保管方法について
2022/11/20

▼素材別の洗濯方法、保管方法について
Q:綿やレーヨンなどのウェアで汗をかいた場合
(汗と日光の複合作用による変色を防ぐために)
A:汗をかいた場合はこまめに着替え,できる限り早く汗を洗い落としていただくことをお勧めします。
綿やレーヨンなどの素材は、染料の特性上、汗をかいた状態で日光を浴びると、変色が起こる場合があります。その要因の一つとして、人間の汗は個人差が大きく、同じ人でも条件よっても異なり、汗と日光の複合作用で思いもかけぬ変色を起こすことがあります。できるだけすぐに、縫い付けの取扱い絵表示にもとづいて洗濯していただくことをお勧めします。
Q:ウールやカシミヤ製品の洗濯方法は?
A:ウールやカシミヤ製品は、天然素材の特性上、洗濯時の強い摩擦やもみ作用で、縮みや毛羽立ちが生じることがありますので、必ず縫い付けられている洗濯取扱い絵表示をご確認ください。
●ウールやカシミヤの製品には、一般的に以下のような表示がされています。
●以下の表示の製品については、ご家庭での洗濯を避けて、クリーニング店にお出しください。
●以下の表示の製品については、ご家庭で手洗いができます。なお、ウール、シルク用の中性洗剤使用の付記もありますので、それらの製品については、以下の手順を参考にお洗濯をお願いします。
<ご家庭での洗濯方法>
●の表示でウール、シルク用の中性洗剤使用の付記がある製品は、液温は40℃までとし、洗剤はウール・シルク用洗剤を使用し、弱い手洗いで洗ってください。手洗いは、衣類をたたんだ状態で洗濯液に入れ、揉まずに押し洗いを行ってください。脱水は、タオルなどで水気を取るか、洗濯ネットにたたんだ状態で入れて30秒ほど洗濯機脱水を行ってください。
<ご家庭での乾燥方法>
●洗濯後は、形を整え、シワをのばしてから干してください。
●セーターなどの以下の表示の商品は、干す際に伸びないように、平らな台の上か、間隔を空けた2本の竿の上に渡して干してください。ハンガー干しをする場合は、2つ折りや、袖部をハンガーにクロスがけするなど、自重による伸びがないように注意して干してください。ハンガー干しをする場合は、2つ折りや、袖部をハンガーにクロスがけするなど、自重による伸びがないように注意して干してください。
<アイロンがけ>
●アイロンは、取扱い絵表示にしたがってあてるようにしてください。
●セーターは、アイロンを1cmほど浮かして、蒸気をあてるようにかけてください。
●以下のようなアイロンの図柄とあて布使用の付記がある商品(スラックスなど)は、てかりを防ぐために必ずあて布をしてください。
●以下の取扱い絵表示の商品はアイロンがけが出来ません。アイロンがけは行わないでください。
Q:ウールやカシミヤ製品の保管方法は?
A:シーズン終わりに下記手順にて保管を行ってください。
●衣服についた汚れは、虫食いの原因になります。保管前に、洗濯、クリーニングにより汚れを取り除いてください。
●湿気は、カビの原因になります。保管前に湿気を十分に取ってください。
また、クリーニングから戻ってきた際のポリ袋は、湿気の原因になりますので取り外してください。
●保管の際、ジャケットやスラックスなど型崩れを起こしやすいものは、ハンガーで保管してください。
●セーターなどたたんで保管する際は、ゆとりを持って保管してください。
●保管の際は、高温多湿を避け風通しの良い場所にて保管するようにしてください。
●保管の際は、カビ、虫から衣類を守るために防虫剤と乾燥剤の両方を使用してください。
●定期的に、クローゼット内の空気の入れ替えを行ってください。
▼はっ水アイテムの洗濯方法、保管方法について
Q:はっ水性が低下してきたら?
A:まず洗濯してみましょう。汚れの付着ではっ水性が低下していた場合は、洗濯するだけで、ある程度はっ水性は回復します。
縫い付けの取扱い絵表示をご確認ください。
●以下の絵表示がされている商品は、家庭用洗濯機の「普通より弱い力」で洗濯してください。
●以下の絵表示がされている商品は、ご家庭で手洗い(押し洗い)で洗濯してください。
●「中性洗剤使用」の付記がある場合、洗剤はウール・シルク用洗剤をご使用ください。
●表面の特に汚れたところは、スポンジまたはやわらかいブラシで洗ってください。
●すすぎは充分に行ってください。はっ水性低下の原因になります。
●乾燥は、絵表示にしたがって、日陰での吊り干し、もしくは家庭用乾燥機をご使用ください。
●着用を繰り返すことで、目に見えなくても、汗や雪・雨の不純物などの汚れが蓄積していきます。また、手洗いでは、ひどい汚れは落ちにくくなりますので、シーズン終了時だけの洗濯ではなく、こまめに適時洗濯するようにしましょう。
●洗濯ではっ水性が回復しない場合、着用中の摩擦によりはっ水加工剤がはげ落ちてしまったと考えられます。その場合は、再はっ水加工が必要になります。再はっ水加工は、クリーニング店で洗濯時にされることをお勧めします。市販のはっ水スプレーは、密閉された部屋で使用した場合、その成分が気管から肺胞に付着して窒息するという事故が起きる危険がありますので充分に気をつけてください。
Q:耐水性のあるウェアの家庭での洗濯方法は?
A:まず、縫い付けの取扱い絵表示をご確認ください。
●以下の絵表示がされている商品は、ご家庭で手洗い(押し洗い)で洗濯してください。
●「中性洗剤使用」の付記がある場合、洗剤はウール・シルク用洗剤をご使用ください。
●表面の特に汚れたところは、スポンジまたはやわらかいブラシで洗ってください。
●すすぎは充分に行ってください。はっ水性低下の原因になります。
●洗濯機のご使用は、脱水時に、ウェアに残った水の遠心力により洗濯機が転倒する事故が発生する場合がありますので、お避けください。
●乾燥は、絵表示にしたがって、日陰での吊り干し、もしくは家庭用乾燥機をご使用ください。
●着用を繰り返すことで、目に見えなくても、汗や雪・雨の不純物などの汚れが蓄積していきます。
また、手洗いでは、ひどい汚れは落ちにくくなりますので、シーズン終了時だけの洗濯ではなく、こまめに適時洗濯するようにしましょう。
Q:はっ水性・耐水性のあるウェアを長く使用するためには?
(ポリウレタン樹脂加工品を長くお使いいただくために)
A:汗や汚れが付着した状態や高温多湿な環境下での保管は、その耐久性を低下させます。
ご使用後は、製品に縫い付けの取扱い表示に従い、できるだけ早めに洗濯で汚れを落とし風通しの良い場所で保管してください。
スキー、スノーボード、アウトドアの製品の多くは、水の浸入を防ぐため、生地の裏面にポリウレタン樹脂などの防水フィルムを加工していますが、素材の特性上、徐々に劣化します。また、使用しない場合でも、約2~5年程度で劣化することがあります。