カテゴリから探す
arenaの目標は、水との関わりを通じて、アクティブなライフスタイルを促進し
実現することによって、すべての人々の生活の質を向上させることです。
arenaが行ったイベントの様子をお届けします。
東京都立川市にある金田スイミングクラブ 立川立飛にて、プレミアムプールイベント「team arena Swim Clinic」を開催いたしました。
当日は、日頃よりアリーナ商品をご愛用いただいているCLUB DESCENTE会員様の中から抽選で選ばれた方々に、アリーナアドバイザリー契約選手によるスイムクリニックと特別なトークショーにご参加いただきました。
*募集時の概要はこちら
【参加選手】
鈴木聡美選手(ミキハウス)、池本凪沙選手(イトマン東京)、柳本幸之介選手(イトマン東京 / 日本大学)、村佐達也選手(イトマン東京 / 中央大学)、難波実夢選手(JSS)、平井瑞希選手(TOKIOインカラミ)、寺門弦輝選手(セントラルスポーツ)
【イベント内容】
スイムクリニック
スイムクリニックでは、選手がこの日のために考案した特別なメニューに取り組みました。参加者は6つのチームに分かれ、各チームを選手がローテーションで担当。一人ひとりの泳ぎを丁寧に見ながら、直接アドバイスを送りました。
池本選手から教わったのは自由形で「体をぶらさない」、そして「呼吸を大きくしすぎない」という2つのポイントです。手でかいた後は体がブレやすくなるため、一度止めるように意識し、呼吸は水の抵抗が少なくなるように小さく行います。練習メニューとして片手スカーリングを行いました。
鈴木選手からは平泳ぎのポイントを2つ教えていただきました。1つ目は全種目にも共通するスカーリングで、「ひじとボディポジション」が水面から下がらないように意識すること。そして、2つ目は「キックを後ろに蹴る」こと。陸上でジャンプする時のように、足の裏で水をとらえて後ろに蹴る感覚でキック練習を行いました。
各選手が用意したメニューで様々な練習を行った後は、チーム対抗のリレーを実施。選手もチームの一員として泳ぎ、どのチームも白熱した接戦を繰り広げたことで、会場は大いに盛り上がりました。
トークショー
7名の選手に、水泳に関する話題はもちろん、プライベートなお話も伺いました。その一部をお届けします。
――水泳を始めたきっかけは?
難波選手「母が泳げなかったため、子どもには泳げるようになってほしいという思いでスイミングスクールに入れてくれたことです。泳げるようになったらやめるつもりでいたのですが、コーチが何度も家に電話をして説得してくださり、小学校2年生の時に選手コースに入り、今まで続けています」
――普段の練習で一番大事にしていることや、意識していることはありますか?
平井選手「今までの自分から変わらないと自己ベストは出せないと思っているので、大きな変化をつけることを意識しています。例えば、ターンをもう少し速くしたいと思ったら、今まで通りのターンをするのではなく、腕の回し方を少し速くしてみるなど、変化をつけるように心がけています」
――鈴木選手は現在34歳ですが、2023年に世界水泳選手権で自己ベストを更新されました。ここまでたどり着くまでに色々な壁もあったと思いますが、どのように乗り越えて、再びベストタイムを更新するという強い気持ちをキープしてきたのでしょうか。
鈴木選手「自分よりも速い選手がいるということは、『もしかしたら私もできるかもしれない。今はできなくても、練習を積み重ねれば同じように泳げるかもしれない』という可能性があるのだと、自分の中で信じていました。『私は絶対できるはず』という負けず嫌いな部分があるので、苦しい時期や落ち込んだ時には、『私はこんなもんじゃない、じゃあどこが悪かったんだ』と考えていました。良かった時も、悪い時と比べて何が良かったのかフィードバックして乗り越えてきました」
――水泳をやめたいと思われたことはありませんか?
鈴木選手「30代を超えてからは、年齢的にも引退した方がよいのではないか、と思うこともありました。ただ、先ほどお話ししたように、ここで逃げるのは嫌だったので、逃げたくない、諦めたくないという思いから踏みとどまりました」
――女性では20代前半ぐらいで引退される方が多い中、ここまでモチベーションも体もキープしながらやっているのは、本当にすごいことだと思います。
鈴木選手「私は2005年に100メートル平泳ぎで自己ベストを出してから、2023年まで14年間、自己ベストを更新できませんでした。ここにいるトップの選手たちも、もちろん努力をたくさんしていますが、私はそれ以上に努力を重ねないとできないため、これだけの時間がかかってしまったということです。今日ご参加されているみなさんも、努力を積み重ねれば伸びしろはたくさんあります。すぐにできなくても、諦めずにやり続けることを大事にしていきましょう」
――レース前のルーティンなどはありますか?
村佐選手「レースの日時が決まった段階で、何時に起床して、何時に会場に着いて、何時にどの練習をするかメモに書き出します。行動だけでなく、食事のタイミングなども全て決めて、当日はその予定通りに行動することで、焦らずに試合に挑めるようにしています。食事は、試合が近づくと油っこいものは控えて、当日食べるものも事前に決めています」
――レースでのペース配分はどのようにしていますか?
村佐選手「前半はなるべく力を使いすぎない程度に速く泳ぐことを意識しています。ラスト50mで順位が入れ替わることもあるので、そこでどれだけ粘れるかが大事だと思っています。前半はできるだけ置いていかれないくらいのペースで温存しながら、ラストに全力を出すようにしています」
――試合で調子が悪い時の気持ちの切り替え方はありますか?
柳本選手「試合当日に調子が悪いと思うと、『このままレースに行っていいのかな』という不安な気持ちが出てきてしまいます。不安な気持ちを少しでも減らせるように、いつも行っているアップを重点的に行ったり、ドリルをいつもより多く行ったりと、感覚重視にして、不安を和らげてからレースに臨むようにしています」
――世界大会や日本のライバルとの戦いで、強みだと思うことや学んだことはありますか?
柳本選手「自分の強みだと思っていることは、泳いでいる時に浮いている感覚を掴むのが人より優れていると思います。ライバルから学んだことは、村佐選手のメンタル面ですね。どんな時でも向上心を忘れずに本気で泳ぐという強い気持ちを尊敬しています」
村佐選手「大会はどうしても緊張してしまいますが、水泳が好きで、やりたくてやっているので、プレッシャーなどは考えずに、水泳を楽しめればよいなと思うようにしています」
――試合後に頑張った自分へのご褒美で食べるご飯などはありますか?
平井選手「日本水泳連盟が定めている資格級があるのですが、子どもの時に資格級が上がると、ご褒美でサーティワンのアイスを食べさせてもらいました。今もアイスが大好きですね」
――オフの日はどのように過ごしていますか?
寺門選手「練習を頑張るためにも、オフは充実した過ごし方をするようにしています。K-POPが好きなので、イベントに行くなど、強制的に気持ちを入れ替えるような生活を送り、練習につなげられるようにしています」
――水泳以外で得意なスポーツはありますか?
池本選手「私は小学校の頃にバスケットボールをやっていたので、得意な方かなと思います」
難波選手「水泳以外は苦手で、特に球技が一番苦手です。小学校の頃は外で遊ぶのが好きで、一輪車や鬼ごっこ、走るのも得意だったのですが、大きくなるにつれて、水泳をやるほど陸上はできなくなってきました(笑)」
――最後に今後の目標を教えてください。
難波選手「2022年から自己ベストを出せていないので、過去の自分を超えることを目標にしながら、4年後に向けて頑張っていきたいと思います」
寺門選手「同い年のレオン・マルシャン選手が世界で活躍しているのに、自分は何しているのだろうと思っていて。ただ勝ちたいという夢だけでなく、現実を見据えながら、マルシャン選手を目標に頑張っていこうと思います」
平井選手「私の将来の目標は世界記録の樹立です。目標に向けて頑張ります」
鈴木選手「区切りとしては次のロサンゼルスオリンピックかな?と思っているのですが、今年自己ベストを更新することができたので、どこまでいけるのかという限界を追い求め、今後も頑張っていきたいと思います」
村佐選手「今回の世界水泳ではメダルを獲得できましたが、それで満足はしていません。水泳を始めた頃から世界一になりたいという気持ちを持っていて、夢ではないところまでこれたので、これからも努力を続けて世界一になろうと思います」
池本選手「村佐選手が200m自由形で世界でメダルを獲ったように、女子も自由形で世界の競争の舞台に立てるよう、これからも頑張っていきたいと思っています」
柳本選手「毎年しっかり代表に入り、ロサンゼルスオリンピックに個人種目で出場して、メダルを獲ることが今一番の目標です」
「team arena」について
アリーナの創業者であるホルスト・ダスラー氏は、トップアスリートとのパートナーシップこそがブランドを成功に導くと考え、世界的なスイマーたちと共に歩むことで、水泳界のトップブランドとしての地位を確立しました。
その精神は今も受け継がれており、現在では、健康的なライフスタイルを送るためにプールへ通う方々や、オリンピックの表彰台に上る選手、そして彼らを支える家族やコーチたちまで、水泳を愛する全ての人が「team arena」の一員であると考えています。
アリーナアドバイザリー契約選手の活躍を応援していただきながら、アリーナと共に水泳のある生活を楽しんでほしいという思いから、このようなイベントを開催しています。
さいごに
本イベントは、日頃よりご愛顧いただいているCLUB DESCENTE会員の皆様へ感謝の気持ちを込めて開催させていただきました。
今後も、CLUB DESCENTE会員様を対象とした様々なイベントを企画しており、イベント開催情報は、会員様限定でご案内しております。
まだ会員登録がお済みでない方は、ぜひこの機会にご登録いただき、次の限定イベントもお見逃しのないようお願いいたします!
クリックすると、拡大画像をご覧いただけます。
一生の思い出になると思います。
この度はとても貴重なイベントを開催してくださってありがとうございました。娘にとってもとても貴重な機会で大喜びでした。一生の思い出になると思います。
当日選手が着用していた「team arena」ロゴ入りの水着はこちら!