Marco Odermatt Limited Collection

2023.10.06

デサントとマルコ・オーダーマット選手による初のコラボレーション

雪山の過酷な環境下で、スキーヤーが誰よりも速く滑降するためのウェアを創る、これがデサントが90年の歴史の中で務めてきたことです。そのために細部に至るまで、機能を研ぎ澄ませ、心に響く美しいフォルムを追求してきました。
私たちがつくる最高のウェアは精神を充実させ、そして身体の能力を最大まで引き出す。スキーヤーの心と体のベストパフォーマンスをデザインすることが、デサントが最も大切にするモノづくりの哲学である「機能美」だと考えています。
2023年も驚異的な快進撃を続け、男子ワールドカップにおける史上最高の偉業を成し遂げたマルコ・オーダーマット選手。マルコは、スイス期待の若手として、2019-2020年シーズンにワールドカップ初優勝、 22-23年シーズンは13勝をあげ、合計2,042ポイントを獲得し、かつて偉大なヘルマン・マイヤーが1999-2000シーズンに樹立した記録を塗り替えました。歴代最多ポイントを獲得し2度目のワールドカップ総合優勝を飾ったマルコは総合タイトルと大回転クリスタル グローブのタイトルを 2 シーズン連続で獲得しています。デサントは2018年マルコ・オーダーマット選手との契約をスタートしました。
名実ともに世界の頂点に上り詰めた彼ですが、プライベイトでもスキーを愛し、自由にスキーを楽しむ姿は、年々スキーツアリング・バックカントリーなど、いろいろな方法でスキーを楽しむ最近のスキーヤーとイメージは重なります
そんなマルコ・オーダーマット選手とのコミュニケーションから生まれたマルコ・オーダマットカプセルコレクションは2023年秋冬を皮切りに年々進化をしながら、みなさまに新しいデサントスタイルをお届けします。

コレクションの特徴

デザインには、マルコ選手にとって初めてのオリンピックタイトルとなった北京五輪の金メダル獲得タイムである”2:09.35”をあしらったグラフィックロゴを採用。このグラフィックデザインが施されたワッペンは、面ファスナー仕様となっており、着脱が可能となっています。

S.I.O Minimum Pattern
ジャケットとパンツには、デサントの長年にわたるスピード競技開発で培ったS.I.O.を採用。「デザインは、機能によって作られる」と考えるデサントのコレクションでは、機能を伴わないデザインは「装飾」と捉えられています。「Minimalism」というコンセプトは、余分な「装飾」を取り除き、追求された「機能」の結合のみをデザイン要素としています。動体に1枚の生地を当てて直接的なデザインをすることで、不要なパターンを排除し、最大の快適性とパフォーマンスの最適化を実現。そうすることで、軽量性や動きやすさなどの「機能」は最大限に発揮され、一方で縫製箇所が減り、耐水性や運動性の向上に加え、仕上がりの美しさが向上するというメリットがあります。

Breathable System
遠征地ごとに異なる気候や、季節ごとの寒暖差があるなかで激しい運動をするアスリートの要望を叶える、“呼吸する”ウェア。動きに呼応するように衣服内の空気の流れを確保し、余分な湿気を排気し、身体を快適な状態に保つデサントが新たに提案するブリージング構造。背上部に設けた排気口は、スキーウェアとしての防風・防水・保温性を確保しながらも、脇のピットジップと連動し、衣服内の余分な湿度排気を促進。また、ジャケットの左右の胸ポケットは、ダブルファスナー仕様となっており、ポケット内に配置した通気口はベンチレーションの役割も兼ね備えています。

細心の設計
ミドラーアイテムは、ジャケットとのレイヤリングスタイルを最も意識し、組み合わせた時にベストフィットする設計にしています。特殊なキルティング手法i2Cは、運動性だけでなく、コールドスポットを軽減させ、熱を逃しにくい設計を採用。後ろ見頃は防風素材で、背上にレーザー加工でパンチングを施すことで、防風性を保ちながら通気性を兼ね備え、究極の着心地を実現しています。