MOVESPORT magazine Ryota Bando– VOL.1

2023.12.22

これからも未知の世界には
果敢にチャレンジしていきたい

細部に至るまでのこだわりとテクノロジーを兼ね備えたプロダクトを生み出し続けているMOVESPORT。次世代を担うItなアイコンをフューチャーするこのマガジンに、話題作への出演が続く坂東龍汰さんが登場。着用したアイテムにちなんで冬の思い出など、パーソナルな一面に迫りました。

Q1. 今日はオレンジが印象的なダウンを使用したコーディネートを着ていただきました。撮影をしながら動いていただきましたが、実際に着てみてどうでしたか?

A1. 第一印象は可愛いコーディネートだな、と思いました。実はオレンジは好きな色で、私服でもこういうカラーの服をいくつか持っているんです。実際に自分のワードローブと合わせて着てみたいな、と思うアイテムでした。

Q2. 今日のコーディネートくらい発色のいいアイテムも私服で取り入れますか?

A2. はい、よく着ます。冬にプライベートで着ているのは、内側がオレンジで外がブルーのダウンジャケット。北海道出身なので、雪山にスノーボードを担いでいったり、スノーシューで登ったり。そういうライフスタイルだったので、カラフルなアウターはたくさん持っていて、今日は少し懐かしい気持ちになりました。

Q3. そんな北海道での冬の思い出を教えてください。

A3. 小さい時から冬になると1週間雪山に入るスキー合宿があり、毎年のようにクロスカントリーをしていました。今でも地元に帰ると友達と集まってスノーボードをするくらい好きです。世界で一番と言われるほどキレイなパウダースノーを滑ることができるので、僕にとって冬の思い出といえば雪山の記憶ですね。

Q4. 東京の冬にはどんな印象を持っていますか?

A4. 年末年始のお休みになると北海道に帰ることが多いので、あまり東京での思い出があるわけではないのですが…。ただ東京に来て知ったのは、北海道とは質の違う寒さが存在するということ。北海道は平気でマイナス15℃やマイナス20℃になるので、防寒を怠るということがないんです。だけど東京だと、「ちょっと薄着でもいけるかな?」という気になってしまう。だけどやっぱり寒くて、さらに湿度の兼ね合いなのか、東京は突き刺すような寒さですよね。実は僕、「寒い」と感じるのは北海道よりも東京の方が多いかもしれません。

Q5. 坂東さんはスキー・スノボのみならず、さまざまなスポーツにチャレンジされています。社交ダンスはどんなきっかけで?

A5. 学校で社交ダンスを体験する、という授業があったんです。それが「楽しい!」と思えたことがきっかけです。それからダンススクールを探して自分の足で突撃をして「放課後にここに通いたいので仲間に入れてください」とお願いをしたら、「いいよ」と。そこから仲間を集めて男女6人くらいで通うようになり、それが学校の社交ダンス部になりました。

Q6. だけどその社交ダンスで大会にも出たのですよね?

A6. はい、3位になりました。5組中だったんですけど(笑)。社交ダンスってレベルの高い人たちは、3歳、4歳くらいの幼い時から始めてプロを目指すような世界。僕たちは高校2年生からスタートしているので、とにかく楽しくみんなで踊ることを大切にしていました。とてもいい思い出ですね。

Q7. 坂東さんにとって、新しいスポーツを始めるということはどんな意味がありますか?

A7. ん〜…、楽しいということです。新しいスポーツもそうですし、フルートやカメラもそう。どんなことでも始めたばかりのときはコツを掴めないしイライラすることもあって苦痛でもあります。だけど徐々に感覚がわかってくると楽しくなってきて、さらに続けていくとできるようになってくる。要領を得るのに時間がかかるタイプなのですが、それでも自分が新しいことをできるようになる、ということが好きなので、これからも未知のスポーツや楽器には果敢にチャレンジしていきたいです。

Q8. スポーツに関して、どんな競技・種目でも共通するな、というところはありますか?

A8. スポーツの共通点ではないのですが、それに対する自分の向き合い方には共通点があります。まずはその競技の第一人者を調べて徹底的に映像を見る。あるスポーツと向き合っているときは、SNSのオススメもすべてその競技の投稿になるくらいにとにかく見ます。そして自分で練習風景を撮影して、頭の中にあるイメージと自分の動きを近づけていく。ひたすらその繰り返しです。そうしているうちに、ギアや細かい仕草に興味が出てきて、どんどんのめり込んでいってしまうんです…。

Q9. お仕事以外でカラダを動かすことはありますか?

A9. はい。ロードバイクは今でも好きで(※出演した『弱虫ペダル』でロードバイクに挑戦した)、普段の移動にも使っています。最近ではゴルフを始めて、打ちっ放しを初体験したのですがとても楽しかったです。

Q10. それでは次の目標はラウンドすること?

A10. はい、ゴルフ場に行ってみたいです。実は元々ゴルフに興味があったわけではなくて。だけど友達に誘われて行ってみたらすごく楽しめた。新しいことにチャレンジすると自分でも知らなかった一面が見えたりするので、挑戦することは常に忘れたくないなと思っています。

PHOTOGRAPHS: SASU TEI
MOVIE: TSUYOSHI HASEGAWA
STYLING: AYUMI HAMAMOTO
HAIR&MAKE-UP:YASUSHI GOTO
TEXT: DAI IWAYA

PROFILE

坂東龍汰

1997年生まれ。北海道出身。2017年にTVドラマ「セトウツミ」で俳優デビュー。映画「春に散る」、「バカ塗りの娘」(ともに2023年公開)など話題作に続けて出演。2024年には主演舞台「う蝕」が、2025年には主演映画「君の忘れ方」の公開が予定されている。