体の動きが制限されず、今の体調がわかるのは
スポーツブランドの洋服でしか体感できない

撮影現場に着くなり、写真家・藤代冥砂さんに「やっとお会いできました！」と笑顔で話しかけられた姿が印象的でした。この日を心待ちにされていたそうですね。

念願でした。沖縄から上京して映画の助監督をしていた時に冥砂さんの写真と出会い、写真集を何冊も拝見するくらい好きだったんです。いつか一緒に仕事できるような人になりたいと思っているうちに裏方から表に出る側になり、自分にとってベストなタイミングでこうして撮影していただけて本当に嬉しかったですね。

お二人でアイデアを出し合い、撮影を進めていくフォトセッションはとても楽しそうでした。実際いかがでしたか？

自分自身も見たことがない、僕の本質的な部分を捉えていただけた気がします。撮影場所の雰囲気や天気、衣装といった全ての要素があわさったおかげですが、普段からよく着ているデサントのスポーツウェアでカメラの前に立てたというのも大きかったですね。いつもと変わらず自然体で、風を感じながら、冥砂さんの存在や自分の心の内も感じながら、過去を振り返ると共に現在の立ち位置を確認する、別れと始まりの春にふさわしい撮影になったと思います。

スポーツウェアは運動する時以外にも着ることが多いのでしょうか？

多いですね。両親が体育教師だったので、家族みんな着ていましたし、幼少の頃から慣れ親しんでいる身近な存在。日々、撮影にいく時も、旅に出かける時も、もちろん家でも。あらゆるシーンで着ています。

そんな満島さんにとってスポーツウェアの魅力とは？

美しく見えながら、体の機能を止めない。そして、何かあったら走り出せる（笑）。そういうことが僕にとっては重要です。“おしゃれは我慢”と言われるくらい、洋服にはどこか体を窮屈にさせるところがあると思いますが、スポーツウェアなら服を着たままストレッチできるし、駅のホームや飛行機の中でちょっと体を伸ばしたい時にもストレスがないです。

確かに、撮影の合間に脚を伸ばしたり、屈伸されたり、ストレッチをスムーズにされていましたね。

スポーツ選手の体つきや動きは、僕らの何十倍もの負荷がかかっていたり、反発が強かったりするので、そういうものに耐えられるように作られているスポーツウェアは、生活で何が起こっても、壊れることはほとんどないと思います。最近はスポーツウェアと言っても、今日着たスーツスタイルのように、大人が取り入れやすいおしゃれなアイテムも増えていますよね。体にちゃんとフィットして、自由に体を動かせるので、今の自分の体調がよくわかるんです。

若々しくありたいなら
スポーツウェアを着るといい

スポーツウェアを着ていると、今の自分の体調がわかるというのは具体的にはどういうことでしょう？

例えば、どこの筋肉が張っていて、どこの部位が疲れているとか、逆にここはいい感じだな、といった今の自分の体調が洋服を着ていても感じられるということです。それはスポーツブランドで出している洋服でしか体感できないんじゃないかな。衣食住の一つに入っているくらい着るものは大事だし、身につけているものから心と体が作られていくという考えがあるので、身も心も若々しくありたいなら、スポーツウェアを着るといいですよ！ 僕はそう思っています。