DESCENTE magazine Yosuke Kubozuka – VOL.1

2023.10.17

DESCENTE magazine

窪塚洋介 vol.1

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Yosuke Kubozuka– VOL.1

俳優としてはもちろん、モデル、執筆活動、ゴルフウェアブランドのプロデュースと多岐にわたって活躍している窪塚洋介さん。近年は海外作品にも出演し、活動の幅をさらに広げている。VOL.1の今回は、窪塚さんの身体作りやウェルビーイングなライフスタイルについて話を聞いた。

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ワークアウトもヘルシーな食生活も
ストイックにならず、程よくが信条

今年、44歳を迎えた窪塚さん。ファッション業界からの注目度も高く、モデルとしてもオファーが絶えない存在。変わらないプロポーションを保つための身体作りについて聞くと、「このなりで言うのもなんですけど」と前置きした上で、こう話す。

「まず、整骨で骨を矯正して、ピラティスで可動域を広げる。その後に、柔軟を兼ねた筋トレで体幹を整えてからワークアウトに入る。1日ですべてをこなすわけじゃなく、そういう巡りを意識しています。ムキムキになるのはキャラじゃないので、程よく続けることも大事にしています」

そのルーティンができたのは、最近のこと。身をもって身体の変化を感じているそう。

「以前は歪んだ状態で筋トレをしていたから、なんとなくちゃんとした土台の上に建っていない建物、というイメージがあって。筋肉はつくし、身体もデカくなりますが、それが嫌だなと思っていました。今のルーティンを取り入れてからは、地面に根を張ってしっかり伸びる木のような感覚になってきましたね」

2020年には、カラダにいい、ココロにいい、ホシにいい。をテーマにしたYouTubeチャンネル「今をよくするTV」を開設。コロナ禍を機に健康意識が高まり、食生活を見つめ直すきっかけに。

「コロナのパンデミックが始まったあたりから、自分の身体や食生活を見直すことが増えて。その中で、腸活に出会い、体内微生物と発酵食品で腸内環境を整えることの大事さを知りました。身土不二、医食同源という言葉があるくらい、食事と身体は切り離せない

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ネガティブな転機の方が結果、
想像を超えたいい影響をもたらしてくれる

「想像の遥か先をゆくモノづくり」をブランドコンセプトに掲げているDESCENTE。窪塚さん自身が経験した、想像の遥か先を行った出来事を教えてもらった。

「ちょうど昨日、人生の節目をテーマにしたインタビューを受けたんです。そこで自分の人生をゆっくり思い返してみたら、大きく分けると5つの転換点があって、4つはポジティブ、1つはネガティブなものでした。その中で想像の遥か先を行く影響をもたらしたのは、意外にもネガティブな転機だったんです」

窪塚さんの語る、ネガティブな転機とは、「2004年に自宅マンションから転落した出来事」だと言う。

「転落したことは、他の4つのハッピーな出来事よりも、確実に自分にいい影響がありました。ポジティブな転換点は思い描いた未来に繋がりましたが、ネガティブなものはいい意味で予想もしない未来を連れてきた。今は、転落という想像を超えた出来事も、それをきっかけに自分にもたらした影響もすべて含めてポジティブに捉えています」

VOL.1では、ブラックのセットアップを着用。オールブラックで統一し、テック系ウェアをアーバンムードに昇華した着こなしの感想は——。

「自分的にセットアップは、パンチも強くなるし、目立つから、ここぞという場に狙って着ていく感じ。でも今日着用したアイテムはすべてシンプルだから、特別なシーンに限らず、普段使いにも良さそうだな、と思いました」

11月3日公開の映画『火の鳥 エデンの花』では、宮沢りえさん演じるロミのパートナー・ジョージの声優を務める。最後に、公開を控える作品への想いを聞いた。

「まさか自分が手塚治虫さんの作品に、声優として参加できるなんて思ってもいませんでした。でも宮崎駿さんや新海誠さんをはじめ、アニメ作品が好きだから、いつか自分も声優ができたら面白いなとかうれしいなって思うことはよくあって。だから最初にお話をいただいたのが、手塚さんの作品で光栄です。これからも声優の仕事は挑戦し続けたいと思っています」

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PHOTOGRAPHS: MEISA FUJISHIRO
MOVIE: TSUYOSHI HASEGAWA
STYLING: YUSUKE ARIMOTO<NANAKAINOURA>
HAIR & MAKE-UP: MIKIKO KIMURA
EDIT: YUKA SAKAMOTO

Oct 17, 2023

PROFILE

窪塚洋介 YOSUKE KUBOZUKA

1979年5月7日生まれ。神奈川県出身。1995年ドラマ『金田一少年の事件簿』で俳優デビュー。2000年ドラマ『池袋ウエストゲートパーク』のキング役でカリスマ的人気を集める。2001年公開の主演映画『GO』では、第25回日本アカデミー賞新人賞と史上最年少での最優秀主演男優賞を受賞。その後も数多くの映画に出演。2017年には映画『Silence-沈黙-』でハリウッドデビューを果たす。さらに2019年公開のBBC×Netflix London制作連続ドラマ『Giri/Haji』にはメインキャストとして参加し、海外でも活躍。近年の主な出演作は、『みをつくし料理帖』、『ファーストラヴ』、『全員切腹』など。現在、ディズニープラスで配信中の配信版「火の鳥 エデンの宙」、11月3日公開の映画版『火の鳥 エデンの花』両作で声優を務める。

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