DESCENTE magazine Kazuki Kitamura – VOL.2

2024.03.19

DESCENTE magazine

北村一輝 vol.2

DESCENTE magazine
Kazuki Kitamura– VOL.2

DESCENTEが掲げるブランドコンセプトは、「想像の遥か先をゆくモノ創り」。その企業理念に共鳴し、未来を見据えて歩みを止めない人にフォーカスするDESCENTE magazine。VOL.1に引き続き、今回も俳優・北村一輝さんが登場。スポーツウェアのノウハウを活かしたシリーズ「オルテライン」を纏った北村さんに、普段のファッションのこだわりや挑戦に立ち向かう原動力について聞きました。

北村一輝さん着用アイテム一覧はこちら

about Fashion
服選びでこだわるのは素材感重視
長く使える上質な1着を見極めます

世界のトップアスリートと共に培ってきたクラフツマンシップと、ファッション性を融合したハイスペック高機能シリーズ「オルテライン」。仕事柄、移動も多い北村さんにとって、テック系ウェアは身近なものだそう。

「普段から、速乾性や機能性を備えた高機能ウェアはよく着ます。現場では直ぐに衣装に着替えるため、私服は移動や散歩などアクティブなシーンでも動きやすいことが第一。結果、テック系のウェアに辿り着きます。選ぶのはモノトーンがほとんどで、上下セットアップや全身スタイリングで購入することも多いです。洋服のコーディネートは難しいですね(笑)」

どんなテイストの服でも着心地重視で選ぶのもマイ・ポリシー。年齢を重ねるにつれて、ファッションへの向き合い方も変わってきたと話す。

「昔は流行ばかり追いかけていましたが、年齢を重ねる中で、素材にこだわる意味や良さが分かるようになってきました。どれだけ見た目が良くても固かったり、重かったりするものは一切手にしなくなるので、例えTシャツでも生地感を重視します。上質なものは軽やかで着心地もいい。素材の価値を見極めた服選びもこだわりのひとつです」

「オルテライン」はセットアップやジャケットスタイルにも定評がある。TPOが求められる大人の男性のコーディネートで、北村さんが大切にしていることを教えてもらった。

「いくら顔馴染みの場所での親しいメンバーとの会食でも、お店から見てマイナスの印象にはなりたくないので、TPOを弁えることは大事にしています。それはもちろん、ゴルフ場でも。だからセットアップをさらっと着こなせる人でありたいと思っています」

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戦略的思考が求められるスポーツ。
役者として学びになることも多い

VOL.1ではゴルフの魅力について語ってくれた北村さん。ゴルフ場に行く際のファッションにもこだわりがある。

「運転中は楽でいたいので行きはTシャツで、到着前に着替えます。クラブハウスに入る際はセットアップが定番。柔らかい素材でお堅い雰囲気になりすぎないものを選びます。セットアップのまま運転してシワになるのは避けたいな、と。現地に着いたときも、ラウンド終わりでシャワーを浴びた後も気持ちよくいたいので、着替えが大前提です」

スポーツシーンでも日常でも、高機能ウェアが身近にある北村さんにとって「オルテライン」はどう映ったのか。今回のルックを着用した感想を聞いた。

「かなり動きやすいです。特にパンツは運動はもちろん、普段使いもできるから、僕みたいな人間には使い勝手がいい。このまま運転してジャケットだけ変えたら、ゴルフ場にも対応すると思います」

ゴルフ、ランニング、トレーニング……とスポーツ愛好家でもある。俳優として表現し続ける中で、スポーツが与える影響やプラスになることとは—。

「どのスポーツも運動神経だけではダメだと思っています。戦略が不可欠だから客観視することが求められる。多角的に見つめ直したり、繰り返すことも大事ですよね。それは、役者の仕事にも通じることでもあるので、スポーツの経験が芝居に生きる部分も多いです」

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about Challenge
培ってきた自分の力を信じて失敗を恐れず挑戦していきたい

今までにないものを追求し、挑戦し続けているDESCENTE。4月からは俳優人生初のミュージカルが始まる北村さんも挑戦者のひとり。新しい世界へ一歩踏み出した想いを語ってもらった。

「これまでミュージカルは全く別の世界だと思っていました。海外のミュージカルは、芝居の延長に歌があるイメージですが、日本はどちらかというと歌がメイン。歌唱力のある人が演じるものだと捉えていて、自分はそこに壁を感じていました。ところが今回、制作の方々と深く話し合う中で、ミュージカル業界の人たちも同じように感じている部分があると知り、歌はお芝居の延長にあるもの、という自分なりの向き合い方を了承いただき、出演を決めました。今まで経験のないボイストレーニングやダンスにも取り組んでいますが、すぐに息が上がるし、簡単なことではないな、と感じています。どこまでできるか未知数ですが、この何年の中では1番大きい挑戦となるため成功させます」

「大人になると踏み出すのが怖くなる」と北村さん。最後に、恐れず挑戦し続ける原動力を尋ねた。

「モチベーションは、人生を楽しみたいという想い。ある程度大人になると、守りに入ったり、踏み出すのが怖くなることもありますが、それまで培ってきた自分の力を信じるのであれば、失うものがあってもまた立ち直せるだろうと考えています。
もうひとつは、死ぬときに挑戦しなかった自分を誇らしく感じるだろうか、ということ。例え上手くいかなくても「失敗したけど、楽しかった」と思いたい。今でも過去を振り返ると、失敗を暗い経験として捉えていない自分がいます。だから、多少の無理があってもトライしたい。今こうしてインタビューを受ける立場にいることはとても幸せですが、5年後はこの立場にいない可能性もある。でもそれを恐れるよりも、チャレンジし、道を切り拓いて行きたいと思っています」

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PHOTOGRAPHS: YUSUKE MIYAZAKI<SEPT>
MOVIE: TSUYOSHI HASEGAWA
STYLING: YUSUKE ARIMOTO<NANAKAINOURA>
HAIR & MAKE-UP: YUKIKO MATSUMOTO
EDIT: YUKA SAKAMOTO

Mar 19, 2024

PROFILE

北村一輝 KAZUKI KITAMURA

1969年7月17日生まれ。大阪府出身。1999年公開の映画『皆月』、『日本黒社会 LEY LINES』で、「キネマ旬報」日本映画新人男優賞、「ニフティ映画祭」助演男優賞などを受賞。以降、実力派俳優として数多くの映画やドラマに出演し、幅広い世代から人気を集める。近年の主な出演作は、ドラマ『波よ聞いてくれ』、『コタツがない家』、映画『カラオケ行こ!』、『身代わり忠臣蔵』など。現在公開中の映画『ゴールド・ボーイ』にも出演。待機作に『陰陽師0』(4月19日公開)がある。4月8日スタートのフジテレビ『366日』(月21:00〜)にも出演。4月9日からは、ミュージカル『王様と私』で主演を務める。
出演は、北村一輝、明日海りお、他。
【東京公演】4月9日(火)~30日(火)日生劇場、【大阪公演】5月4日(土)~8(水)
梅田芸術劇場メインホール
https://www.tohostage.com/thekingandi/

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